メールチェックを一発でする

 
アドエスを使っていて意外と面倒なのがメールチェックです。
しばらく圏外の場所にいたり、電源を完全に切った時など
電波が届く状態になったらすぐにメールチェックしたいと思うのですが
W-ZERO3メールはいまいち起動が遅く、起動させてからさらに
何ステップか操作が必要です。
そこでふつうのケータイにあるようなメール問い合わせ(センター問い合わせ)を作ってみました。
 
■MailToiawase
http://asterisk-a.happy.nu/msaa/MailToiawase.zip
【サイズ】799B(解凍後 1.32kb)
【必須スクリプト】なし
【必須ソフト】なし
【対応ハード】おそらくZERO3シリーズのみ
      (ZERO3固有のレジストリを参照しています)
【インストール】ダウンロード→解凍後、MailToiawase.mscrをProgram Files内の適当なフォルダ(\Program Files\asteriskA\MiniUtility推奨)に移動
 
起動すればセンターにメールがあるか確認しにいき
メールがなければ「新着メールはありません」と表示します。

新着メールがあれば、W-ZERO3メールを起動するか聞いてきます。

一応新着メールと未読メールは区別します。

新着メールがなくても未読メールがあればダイアログを表示します。

 
今回はキーのカスタマイズまで説明します。
まずは「SortInchKeySetting」を立ち上げます。
自分はまず他の操作とカブることのない
TODAY画面でカーソルキーの上長押しに割り当てているので
そのやり方を。

○コードは「UP」
○アクティブアプリ条件は「タイトル」と「Desktop」


○種類は「アプリ実行」
○ファイルは規定の位置にあれば「\Program Files\asteriskA\MiniUtility\MailToiawase.mscr」
 任意の位置であればそのファイルパス
 
これでTODAYに戻って、カーソルの上を長押しすると
メールの確認をしてくれます。
 
次回は関係ない人にはまったく不必要な、そんなスクリプトを。

接続を簡単にする三兄弟

 
アドエスにはネットへの接続方法として
PHS回線を使ったダイアルアップと無線LANによる接続の
2種類あります。
ネットへの接続方法が2種類あるなんてPDAぐらいなもんでしょう。
家に無線LANを設置しておらず、ホットスポットのたぐいも利用しない人なら
すべて「harddial」を使えばいいわけですが
そうでない人は、「harddial」と「WIFICTRL」を別々のキーに割り当てないと
それぞれ一発で接続できない。
ただでさえキーが少ないアドエスで、これは非効率です。
 
そこでこんなスクリプトを書いてみました。
 
■ConnectSC
 
http://asterisk-a.happy.nu/msaa/ConnectSC.zip
【サイズ】951B(解凍後 2.07kB)
【必須スクリプト】「EXE Directories」
【必須ソフト】「harddial」、「WIFICTRL」
【対応ハード】WS011SH,Ver1.02のみ
      (アドエス固有のレジストリを参照しています)
【インストール】ダウンロード→解凍後、Program Files内の適当なフォルダ(\Program Files\asteriskA\MiniUtility推奨)に移動
 
※前回の「EXE Directories.mscr」を一度も起動していない場合、最初の起動の時だけ時間がかかります。
 また「harddial」、「WIFICTRL」が本体ROMのProgram Filesにない場合はメッセージを表示して終了します。

 

こんな感じの画面が現れるので
PHS回線で繋ぐのなら「はい」を
無線LANで繋ぐのなら「いいえ」を
キャンセルしたい時は上の×をタップして閉じるか
ウィンドウをクローズしてやります。
 
ちなみにもう一度起動すれば、どっちで接続しているか自動で判定して
回線が切れます。
(これは三兄弟共通の仕様です)
 
これでもいいのですが、いちいちダイアログが現れるのが面倒と思う方もいるかもしれません。
本当は位置情報で判断したかったのですが、W-SIMは意外と位置情報の取得に時間がかかり
レスポンスが悪くなりますし
本当に特定したポイントにいなければダメなのであきらめました。
(つまりホットスポットをいちいち登録しないといけない)
 
そこでこんなものも作ってみました。
 
■ConnectMG
 
http://asterisk-a.happy.nu/msaa/ConnectMG.zip
【サイズ】923B(解凍後 2.03kB)
【必須スクリプト】「EXE Directories」
【必須ソフト】「harddial」、「WIFICTRL」
【対応ハード】WS011SH,Ver1.02のみ
      (アドエス固有のレジストリを参照しています)
【インストール】ダウンロード→解凍後、Program Files内の適当なフォルダ(\Program Files\asteriskA\MiniUtility推奨)に移動
 
※前回の「EXE Directories.mscr」を一度も起動していない場合、最初の起動の時だけ時間がかかります。
 また「harddial」、「WIFICTRL」が本体ROMのProgram Filesにない場合はメッセージを表示して終了します。

 
最大の違いは「マナーモード中ならPHS回線に、でなければ無線LANに接続する」ことです。
つまり外出中はマナーモードで使用しているけど、家ではマナー解除している、といった人向けです。
これなら家でPHS回線で繋ぎたい場合や、逆にホットスポット無線LANで繋ぎたい場合にも
TODAY画面で*を長押しすれば切り替えられます。
 
でも中にはマナーモードをあまり使ってない方もおられると思います。
そこでこんなパターンも。
 
■ConnectEP
 
http://asterisk-a.happy.nu/msaa/ConnectEP.zip
【サイズ】917B(解凍後 2.00kB)
【必須スクリプト】「EXE Directories」
【必須ソフト】「harddial」、「WIFICTRL」
【対応ハード】WS011SH,Ver1.02のみ
      (アドエス固有のレジストリを参照しています)
【インストール】ダウンロード→解凍後、Program Files内の適当なフォルダ(\Program Files\asteriskA\MiniUtility推奨)に移動
 
※前回の「EXE Directories.mscr」を一度も起動していない場合、最初の起動の時だけ時間がかかります。
 また「harddial」、「WIFICTRL」が本体ROMのProgram Filesにない場合はメッセージを表示して終了します。

 
「ConnectMG」はマナーモードがトリガーになっていましたが、これは充電中かどうかで判断されます。
充電中なら無線LANで、でなければPHS回線で接続します。
 
どれも一長一短でして、これはライフスタイル(というか環境)によって
使いやすいスクリプトが変わってくると思います。
自分のアドエスの使い方を想定して、一番合っているスクリプトを使ってください。
 
次回はメール関係のスクリプトを。

続・MortScriptを使って自力で不可能を可能に!

 
前回紹介した「SystemInfo」は構造的には簡単なものの
レジストリを参照していたりして、まぁそれなりのことはやっています。
 
今回はまずすっごい単純なスクリプト集です。
単体ではすべて1KBに満たない小さなスクリプトばかりです。
■MiniUtility
 
http://asterisk-a.happy.nu/msaa/MiniUtility.zip
【サイズ】2.62kB
【必須ソフト】なし
【対応ハード】おそらくWindowsMobileなら動くはず(未確認)
       と思ったけど、「PowerOFF」はZERO3固有のレジストリを参照しているので、ZERO3以外の機種は動かないかも
【インストール】ダウンロード後、「asteriskA」ごとProgram Filesに移動
        前回「SystemInfo」を入れられた方はmscrのみ\Program Files\asteriskA\MiniUtilityに移動
 
Copy(76B)
Paste(22B)
その名の通り、コピーするだけ、ペーストするだけのスクリプトです。
GSFinderなんかでも利用できますが、一応テキストエディタでの使用を前提にしています。
「Copy」は「SortInchKey」でダブルクリックや長押しにキーに割り当てて使った場合
たまにコピーできてない場合があるので
ちゃんとコピーされたか確認するため、ほんの一瞬だけクリップボードを表示するようにしています。
それなりに役に立ちますが、驚くほど簡単なソースです。
とくに「Paste」などコードは
 

SendCtrlKey("v")
Exit

 
たったこれだけです。
正直こんなものを発表するのもどうかと思うぐらいのシロモノですね;;
 
Rotation(73B)
BackLightUD(483B)
PowerOFF(138B)
Reset or KillProcess(109B)
CloseWindow(350B)
 
「Rotation」と「BackLightUD」はだらだらさんのところにあるのとほぼ同じです。
まぁMortScriptでやろうと思ったら、こんな風になってしまうのはしょうがないんですけどね。
 
「Rotation」は画面を回転させるだけのスクリプトです。
ポートレートランドスケープでトグルします。
サイドの画面回転キーに他の機能を割り当てている時は便利でしょう。
 
「BackLightUD」の唯一の利点として、トグル動作になっているところです。
起動ごとにバックライトの輝度をあげていきますが
最高輝度の時に起動すると、最低輝度(ほぼ真っ暗)になります。
アドエスはキーが少ないんで、この方が便利なんではないかと。
 
「PowerOFF」はサスペンドさせるだけです。一応メール受信中は「メール受信中です」と表示されて
サスペンドがキャンセルされます。
 
「Reset or KillProcess」は何かソフトを立ち上げている時に起動すると
アクティブなソフトが強制終了をして終了
TODAY画面で起動するとリセットがかかります。
当然キーに割り当てて使うことをお勧めします。
ちなみに自分はサイドの画面回転キーの長押しに割り当てています。
 
「CloseWindow」は現在アクティブのソフトを終了させます。
さきほどのReset or KillProcessとの違いは
保存できていないソフトを終了させようとすると
ちゃんと保存ダイアログがでてきます。
(「Reset or KillProcess」は問答無用で強制終了するので
書きかけのテキストなんかも消えてしまう可能性があります)
 
 
これらのスクリプトはすべて単体で(もちろんMortScriptは必須だけど)動きます。
しかしMortScriptの真価は他のソフトと連動した時に発揮されます。
ただし他のソフトと連動するスクリプトは、W-ZERO3メールのような
最初から入っているソフトならともかく
後でインストールしたソフトは、いちいちスクリプトテキストエディタで開いて
パスを書き換えてやらなくてはなりません。
はっきりいってこれは面倒ですし、超初心者の方には敷居が高い。
 
そこでソフトのパスを自動で取得するスクリプトを書いてみました。
 
■EXE Directories
 
http://asterisk-a.happy.nu/msaa/EXEDirectories.zip
【サイズ】786B(解凍後1.45kB)
【必須ソフト】なし
【対応ハード】おそらくWindowsMobileなら動くはず(未確認)
【インストール】ダウンロード→解凍後、EXE Directories.mscrのみを\Program Files\asteriskAに移動
 

※他のスクリプトと違い、このスクリプトだけは絶対に指定のディレクトリに入れてください。

 
ちなみにソフト(exeファイル)だけじゃなく、スクリプト(mscrファイル)のパスも書き出します。
 
注意点としては
・Program Files内に入っているexeファイル、もしくはmscrファイルを書き出す(microSDに入っている物は除外)
・Program Filesより2階層下まで検索して書き出す

 
cabでインストールしたもので3階層下にexeファイルを作るソフトは見たことがありませんし
おそらくこれで本体内に入っているすべてのexeファイルを書き出せるはずです。
検出したディレクトリは「EXE Directories.ini」に書き出します。(自動的に作られます)
数秒かかりますが、書き出しが完了したら
「\Program Files内の実行ファイルをEXE Directories.iniに書き出しました」
と表示して終了します。

 
これは今後地味に活躍するおまじないスクリプトですので
ぜひインストールしておいてください。
 
次回は今回の「EXE Directories」を活かして、他のソフトと連携したスクリプトを紹介します。

MortScriptを使って自力で不可能を可能に!

 
お待たせしました。って誰も待ってないでしょうが
少なくとも自分はこの時を待ってました。
本当なら超初心者のみなさんには、このソフトを一番最初にインストールしてもらうのが
一番手っ取り早いのかもしれません。
まぁアドエスの基本を覚えてもらった方が、応用が効くと思ったので
あえて後回しにしたのですが。
 
ではさっそくインストールしてみましょう。
▲「MortScript」
http://mort.sto-helit.de/downloads/mortscript/MortScript-4.1.zip
ダウンロード→解凍したら、その中に「cab」というフォルダがあるはずです。
似たようなファイルがみっつほど入っていますが
その中の「MortScript-4.1-PPC.cab」をインストールします。
 
それでは\Program Files\MortScriptにある「MortScript.exe」を起動してみます。
・・・何も起こりませんね。
MortScriptはあくまでスクリプトを実行させるだけのもので
単体で何かできるわけじゃありません。
 
そもそもスクリプトとは何なのでしょうか。
わかっておられる方は適当に読み飛ばしてください。
(まぁいろいろツッコミどころ満載ですが、気にしないでください;;)
 
 
コンピュータが理解できるのは、16進数と呼ばれる「00」から「FF」までの256種類の数字だけです。
もちろんコンピュータはプログラムも読めるのですが、16進数の数字でプログラムを書くというのは
あまりにも難しいことです。
そこでプログラミング言語というものが開発されました。
今でもC++C#なんかのプログラミング言語がありますが
ずーっと大昔はBASICというのが幅をきかせていました。
(なんだか「こんにちわマイコン」みたいになってきたな;;)
 
プログラミング言語というものは本来OSに依存します。
Windows用のソフトがWindowsMobile(正確にはWindowsCE)やMacで動かないのはそのためです。
しかしもっと汎用的に使える言語もあります。
一番わかりやすい例でいえば、インターネットのサイトを表示するための
HTMLというやつです。
これは機械の固有の機能には左右されず、HTMLに対応するネットブラウザがあれば
とりあえずどんな機種でも動きます。
HTMLはごく簡単なことしかできませんが、iアプリなどケータイでソフトを動かすためのJAVAなんかは
もう少し複雑なことができ、かなり本格的なゲームもつくれます。
 
これらの汎用性のある言語は、マシンの機能をフルに使うことができないため、スピードは遅く
単体では使用できない、つまりその言語が読めるようにするための実行ファイルが必要など
不便なところもたくさんあります。
(HTMLをみるためにはIEOperaが必要ってことです)
が最大の利点としては、言語としてはかなり簡単に理解できることです。
HTMLなど、優れたソフト(DREAMWEVERやホームページビルダー)があるにもかかわらず
いまだに手打ちでやってる人が多いですし
(他ならぬ自分もいまだに手打ちです;;)
言語をある程度理解できれば、高いソフトを買わなくても
(プログラムを組むソフトって結構高いんです)
テキストエディタさえあれば、何とかなってしまう言語も多いんです。
 
スクリプトとはまぁその一種だと思ってもらって結構です。
つまり特徴は
・比較的簡単
テキストエディタがあれば何とかなる
・処理速度はたいして期待できない
そしてMortScript用のスクリプトはMortScriptがインストールされていないと
まったく動かない、これもHTMLなんかと一緒ですね。
 
簡単簡単といってもどの程度簡単なのか
たとえばこういう命令を理解できるかどうかです。
A=A+1
何かおかしいような感じですが、これであっているのです。
Aというのは変数です。
つまりAの数値が1だったとすると
さきの命令を実行したらどうなるか
AはA(1)に1を足した合計ですから
そう、A=2になるわけです。
ずいぶん数学っぽい話ですが大丈夫です。
中学の時、数学が2だった自分でも理解できるんですから;;;
 
FLASH用のActionScriptやOFFICEで使われているVisualScript
それにネットブラウザで使えるJavaScriptがわかってらっしゃる方は当然
HTMLがわかる方なら少し勉強すれば理解できると思います。
MortScriptを勉強されるなら
 
http://home.att.ne.jp/wave/deox_pop/mortscript.html
(MortScript4.0和訳マニュアル)
http://home.att.ne.jp/wave/deox_pop/mortscript41.html
(MortScript4.1和訳マニュアル・作成中)
 
とにかくここにいってみましょう。
 
でも「プログラムもスクリプトもぜんぜんやったことがない」という方も多いと思います。
うちはなんといっても「超初心者向け」なので
スクリプトの書き方を教えたりはしません。
(というか、とてもじゃないけど自分にはそこまでの知識がない)
もっと便利にアドエスを使うためのスクリプトを紹介していきますので
うまく活用してください。
長々とスクリプトについて説明したのは
簡単な仕組みだけを理解してほしかったからです。
 
 
ではさっそく検索してスクリプトをインストールしてください。
・・・これではあんまりなので、ごく簡単なスクリプトを発表します。
 
■SystemInfo
http://asterisk-a.happy.nu/msaa/asteriskA.zip
【サイズ】1.63KB(解凍後3.17KB)
【必須ソフト】なし
【対応ハード】WS011SH,Ver1.02のみ
      (アドエス固有のレジストリを参照しています)
【インストール】ダウンロード後、「asteriskA」ごとProgram Filesに移動
 
自分はTodayにメモリ残量やら未読メール数を表示させるのがイヤで
しかもいちいちTodayに戻らないと確認できないってのも面倒くさい。
というわけで作ってみたという次第です。
これをどこかのボタンに割り当てておけば、一発でシステム状態がわかります。

一応説明を。

・電話番号
W-SIMに登録されている電話番号を表示します。
・不在着信
不在着信数を表示します。
・PDXアドレス
ウィルコムメールのメールアドレスを表示します。
・未読メール
未読メール数を表示します。
・電界強度
タスクバーにあるアンテナの数です。圏外の時は「圏外」と表示します。
PHS回線を使ってネット接続中の時は(PHS回線接続中)
WLANを使ってネット接続中の時は(無線LAN接続中)と数値の後ろに表示します。
・バッテリ
ZERO3共通の仕様により1%刻みではなく、100%、75%、50%、19%、9%、0%といった値を表示します。
外部電源使用中(充電中)は「**%」ではなく「充電中」と表示します。
・バックライト輝度
バックライトの明るさです。100%、84%、67%、50%、35%、17%、0%の刻みです。
・システム音量
受話音量などではなくシステムの音量です。
マナーモード中の時は(マナーモード)と数値の後ろに表示します。
・メモリ(Free / Total)
それぞれRAM、内蔵ROM、microSDの残り容量とトータル容量を表示します。
(未確認ですが、2GB以上のmicroSDを使用されている方は、microSDの値がうまく表示されない可能性があります)
・アクティブウィンドウ
現在アクティブなウィンドウ名を表示します。
・アクティブプロセス
現在アクティブなプロセス名を表示します。
 
下の2つはあまり役に立たないかもしれませんが
スクリプト書きの方にはそこそこ便利だと思いますし、「SortInchKey」を設定する時には役立つはずです。
またライトメール数や、起動中のプロセス数も、個人的にあまり意味を感じないので割愛しています。
(個人的にまったくライトメールを使わないので;;; 要望があれば追加します)


もうひとつの機能として、もし不在着信や未読メールがあれば、不在着信→未読メールの順に
確認を促してくれます。


こんな感じで次回から自作のスクリプトを紹介していきます。
本職の方はもちろん、長年スクリプトを書いてらっしゃる方からすれば
「ひっでぇソース!」と思われるでしょうが、とにかく動けばいい
おかしな不具合がでなければいい、と思って発表しているので
そこはひとつご勘弁を。

アドエス外観あれこれ


きのう更新した途端に、はてなから「はてなダイアリー市民になりました」
みたいなメールが届きました。
正直なんのこっちゃって感じです;;;
 
今日は自分の外観的な環境について。
みなさんはアドエスをどうやって持ち歩いてますか?
自分は液晶の保護シートだけ貼って、あとは裸で持ち歩いています。
過去にPDAの液晶を割った事がある者としては
どうしても液晶部だけは保護しておきたい。
だから初代ZERO3には「まもるくん」をつけていました。
あくまで液晶の保護だけの目的でつけていたわけです。
 
でもアドエスは保護シートだけですましています。
さすがにせっかく小さくなったアドエスということで
最初からまもるくんをつけるつもりはなかったんですが
秋葉原のモバイルプラザに、まもるくんの液晶部分の透明なプラスチックだけ売っていたので
(たしか700円でした。まだあったはずです)
それを改造してつけるつもりでした。
でもそれも結局やめました。
やっぱりポケットにひっかかって取り出しにくくなるんじゃないかと思ったからです。

液晶の保護シートにはオーバーレイブリリアントをつけてありますが
これが噂に違わぬ高品質なもので、無動作にポケットに放り込んでおいても
傷ひとつついていません。
 
もちろん裸でポケットに入れているので
本体の、特に液晶周りのプラスチック部に傷がついてしまっています。
が、これは正直気にしていません。
ケースに入れて丁寧に扱っても、どっちみち傷がついてしまいますし
保守部品として外装だけ買ってきて、自分で付け替えればいいと思っているので。
ただし先日秋葉原のモバイル専科で聞いたところ
アドエス用の外装保守部品の入荷は一切未定だそうです;;;;
そういえば初代[es]の外装保守部品もなくなっていた;;;
 
さてアドエスでは本体内にスタイラスを内蔵できなくなりました。
これは結構悩みの種だと思います。
最初は純正のスタイラスを、適当に転がっていたストラップにつけていたのですが
あれって微妙に穴が開いているので、すぐにはずれて何度もなくしそうになりました。
それに妙に安っぽい。
そこで純正スタイラスの代わりになるものを探したのですが
どうもいいのがないんですね。
モバイルプラザに売っていたので良さそうなのはいくつかあったのですが
スタイラスとして使いやすそうなのはサイズが大きいし
どうしても金属部分が気になる。

いろいろ探し回った結果、エスニック雑貨店に売っていたストラップを購入しました。
(似たようなやつはモバイル専科にも売っています)
ストラップ部はあっさり切れてしまったので
適当な革ひもでくくりつけています。
 
長さ的にはハンドストラップといったところでしょうか。
最近なぜかハンドストラップって売ってないんですよね;;;
この長さにしておくと、普段は手に通して落下防止
スタイラスも取り回しがいい、ということなしです。
 
「この形でちゃんとタップできるの?」と思われるかもしれませんが
さわっても痛くない程度の適度な尖り具合なので
ほとんど意図通りにタップできます。
ま、純正のスタイラスもたいして細かいタップはできないので;;;
 
現在本格的にスタイラスを使いたい時用に
かばんに入れておく用のものを物色中です。
目をつけているのが、ソニプラで売ってた折りたたみ式のボールペン。
グリップがラバーになっているので使いやすそうだし、コンパクト
(といってもストラップにつけるには大きすぎるけど)
もちろんボールペン軸を抜いて、プラ棒を削ったものに差し替えて使います。
完成した暁にはここで発表します。
まぁ誰も期待してないだろうけど;;;
 
次回はついに、ついに、現在自分が激ハマり中のアレを紹介します。

2++で簡単ネットブラウジング(その8)

 
今日は「2++」最終回なので、FAQを。
 
NGワードを設定したい
特に2ちゃんねるを読んでいる時、あまり目にしたくない言葉があると思います。
その言葉を登録しておくと、登録してある言葉が入ったレスは表示されずに「NG」とだけ表示されます。
NGワードに関しては、いろいろ問題があるのでスクリーンショットは差し控えます。)
もちろんAA画面にしてコピーして、それを登録してもかまいません。
やり方はセンターキー→NGワードで<使う?>を選択します。
(チェックが入っていればNGワードを使用します)
次にセンターキー→NGワード→設定NGワード一覧とワード追加画面がでてきます。
ちなみにコピーした(クリップボードの)文字はあらかじめ入力欄に入っています。
 
IDが表示されるスレではID登録も有効です。
これは使い方は簡単。
気に入らないレスを表示させた状態で
センターキー→NGワード→IDを追加
とすれば登録されます。
どうも有効期限か登録個数制限があるようで、古いIDから解除されていくようです。
 
●「harddial」を一発で呼び出したい
「2++」はブラウザですので、ネットに接続していないと話になりません。
巡回後に一気に読むとしても、結局は巡回させなきゃはじまりません。
「2++」には「接続」というボタンもあるので、とりあえずこれを利用します。
「2.ini」の[_config]に
 
rasapp=\Program Files\harddial\harddial.exe
 
(とにかくharddial.exeのパスを貼り付ける)
とすれば、<接続>を押すごとにW-SIM接続が接続/切断とトグルします。
 
●設定変更プラグインがわからない

上から順番に説明していきます。
 
・ログをgzipで圧縮する
当然ですが圧縮した方が少ないメモリで保存できます。
特に不具合もないので、圧縮する(1)を選択しましょう。
 
・↓で板一覧に戻る
つまり取得してある最後のレスを読み終わった時に
板画面に戻るかどうかです。
自分はオン(1)にしています。
 
・行スクロールで読む
これはレス表示画面にたいしてです。
0ならページスクロールに、1なら行スクロールになります。
ページスクロールにしておくと、一瞬自分がどこまで読んだのかわからなくなるので
自分は行スクロール(1)にしています。
 
ブラクラチェッカー呼び出し
すいません。使ったことがないのでわかりません。
 
・Proxyを利用する?
意味がわからない人は(0)のままでオッケー。
わかる人はそれなりに設定してください。
 
・削除時に確認しない
(0)なら確認する、(1)なら確認しません。
うっかり屋さんは(0)に。いちいちダイアログがでてきて鬱陶しい方は(1)に。
 
・書込時に確認しない
上と一緒です。
 
・巡回で記事を落とす
掲示板ではなく、RSSやニュース取得時の話です。
以前説明したので割愛。
 
・迷子スレを自動的に探す
迷子スレは以前説明しましたが、それを自動でやるかどうかです。
まぁ頻繁に迷子スレがでるわけではないので(0)で。
 
・板と一緒にスレッドを落とす
これはわかりにくいですが、板を更新した時にスレも更新するかです。
お好みでどうぞ。
 
・[再]スレッド画面の横表示

こんな感じで表示の仕方が変わります。
[再]とあるのは「2++」再起動後(いったん終了させた後起動)することで有効になる設定です。
 
[再]高速モード
通常はスレを閉じる度にメモリを解放していきますが
(1)にするとメモリを解放しません。
高速にはなりますが、いくらメモリをいっぱい積んでいるアドエスとはいえ
(危険)とある通り、あまりお勧めしません。
 
2ch書込時に遅らせる時間
2ちゃんねるを自分みたいに読む専用に使っている人には関係ありませんが
書き込みもするという人には必須の設定です。
2ちゃんねるは仕様上、パソコン(アドエス)内の時計が、2ちゃんねるサーバ内の時計よりも遅れていると
書き込みができません。
これはそれを調整するためのものです。
もちろん時刻を正確に合わせておくに越したことはありませんが
だいたい30秒〜60秒ほど遅らせれば十分でしょう。
 
・長押し(0,1,2のいずれか)
昔のPocketPC(WindowsMobile)にはサイドにジョグキーがついたようなマシンが結構ありました。
(初代ZERO3にも上下キーがついてますね)
そういったマシンで快適に操作できるようにするモードですが
アドエスでは相当するボタンがないので、うまく活用できません。なので(0)で。
 
・[再]スレッドの行数
・[再]スレッドの幅

要するに

こういうことです。
正直あまり意味を感じないし、なるべくレスの表示に大きく使いたいので
自分は(0)にしています。

・色変更
正直RGBがわかってないと、何がなんやらさっぱりだと思います。
色の数値はこんな感じです。
・白=0xFFFFFF
・黒=0x000000
・薄いグレー=0xCCCCCC
・濃いグレー=0x333333
・赤=0x0000FF
・青=0xFF0000
・緑=0x00FF00
・紫=0x800080
・ピンク=0xB469FF
・オレンジ=0x00A5FF
・茶色=0x13458B
・薄い水色=0xD0E040
・昔の液晶=0x9EB6A4

 
むしろRGBがわかっている人への注意ですが
通常は0xRRGGBBといった感じの16進数ですが、「2++」では0xBBGGRRで指定します。
 
一例を。



 
●表示サイズを変えたい
もちろん「2.ini」をいじってやってもできるのですが
さきの設定変更画面からできた方が便利ですよね。
ちゃんとプラグインが用意されています。
が、他のプラグインと若干やり方が違います。
まずは「2++」をいったん終了させて、以下をダウンロード。
http://homepage3.nifty.com/UK-taniyama/t/2plugin/dat/_config.ns2
これを\My Documents\log\#に移動します。
(後で説明しますが、ログの保存場所を変えている方は、\ログの場所\log\#に)
上書きするかきいてくるので、もちろん上書きで。

 
次に「2++」を起動。もう一度【2++v0.7.9.20】の設定変更の画面へ。

下の方を見ると項目が増えているはずです。
 
・フォント変更
ここにフォント名を書いてあることで変更できます。
難しそうと思ったらさわらないのが無難。
 
・フォントサイズ変更

こんなダイアログが現れるはずです。
あんまりぐちゃぐちゃいじるとメチャクチャになってしまうので
とりあえず一番上の<size>はいじりません。
いじるのは<listsize>、<textsize>、<aasize>にとどめておきましょう。
頭に「-」がついてますが、これは書式にすぎません。数が増えるほど大きくなります。
たぶん以下のスクリーンショットを見てもらった方が早いと思います。

レス表示画面
 

AA画面
 
あんまり極端な値はやめておきましょう。
 
●ログの保存場所をmicroSDにしたい
標準状態ではMy Documents下にログフォルダが作られていますが
「2.ini」をいじることでmicroSDにもっていくことができます。
[_config]の下に
directory=\microSDカード\log
と追記すればオッケーです。
 
もっとも利点もあれば欠点もあります。
▽利点
・本体のメモリ(ROM)が節約できる
・母艦(Windows)でログを取得して、アドエスで読むことができる
▽欠点
・やはり若干不安定になる
 
無茶苦茶ログをため込む人でない限りは(dat落ちしたログはどんどん削除していく人)は
ログの本体に置いた方が無難です。
自分は2ちゃんねるは結構いろんなスレを巡回していますが、dat落ちのログはどんどん削除しています。
ニュースやRSSも落ちたものは削除しています。
こんな感じで運用して、100MBを超えることはほとんどありません。だいたい60〜70MBで収まっています。
メモリ(ROM)が少なかった初代ZERO3や初代[es]ならともかく
アドエスなら本体に置いてもそんなに不自由はしないはずです。
 
●メールを受信したい
実は「2++」にはメールを受信したりもできます。
設定はこんな感じで。

<local.brdの編集>からこんな感じで板を追加。

板を開いた状態で、センターキー→操作→設定変更
ちなみに<最大行数>というのは指定した行数のみ本文を受信することができます。
(0)にすると本文をすべて受信します。
<接続確認>というボタンがありますので、設定が終わった後
押してみてください。「成功」と出れば成功です。
 
もちろんただ読むだけです。
返信はできませんので、それはW-ZERO3メールかなんかで。
ちなみにこれはPOP3の受信の仕方ですが、IMAP4もサポートされており
やり方もほぼ一緒です。(ホスト名が!pop3ではなく!imap4になるだけ)
 
●したらばも見れるはずなんだけど、設定がわからない
今はライブドアがやっている「したらば」という、かなり巨大な掲示板があります。
まずは見たい掲示板が
http://jbbs.livedoor.jp/computer/34076/
だったら
こんな感じで登録していきます。

 

他にも「まちBBS」は板一覧に入ってますし、「みちのく掲示板」もサポートされています。
自分が試したところでは、「ザ掲示板」なんかも見れます。
やり方はしたらばと一緒です。
ちなみに「まちBBS」や「したらば」での書き込みはサポートされていますが
他の掲示板はどうも読み込み専用みたいです。
 
 
いかがでしたか?「2++」はまだまだいろいろなことが設定できるのですが
とりあえずはここまで。
次回はアドエスの外観的な話を。

2++で簡単ネットブラウジング(その7)

 
「2++」は非常に優れたUIを採用しており
ほとんどの操作をカーソルキーとセンターキーでできます。
つまりは画面をタップしたりすることもなく
親指をほぼ固定のままで使うことができるのです。
 
が、ちょっと使い込んでいくと、いちいちメニューを開いて
選択する、といった動作がわずらわしくなってきます。
そもそも「2++」はWindowsMobile用のソフトじゃないため
ソフトキーにも対応していません。
しかし「2++」は設定ファイルをいじってやることで
ソフトキーをはじめ、各キーに機能を割り振ることができるのです。
 
「2.exe」が入っているフォルダに「2.ini」というファイルがありますので
それをテキストエディタで開きます。
「零号エディタ」をインストールしてあれば、ダブルクリックで開くはずです。
 
ずーっと下の方までいくと、[keymap]という文字が見つかるはずです。
その下に設定を書き足すことによって、キーコンフィグができるわけです。
順番としては、<キーコード>=<機能>という感じで記入します。
たとえばソフトキー1(左ソフトキー)に<検索>(唯一メニューから選択できない)を割り当てるのであれば
 
112=20026
 
こんな感じで記述していきます。
キーコードと機能は
http://homepage3.nifty.com/UK-taniyama/tools/keycode.html
(キーコード)
 
http://hpcgi3.nifty.com/UK-taniyama/access.cgi?tools/2++.html
(機能)
にいけば書いていますが、抜粋して一部転載します。
 
 
●キーコード
・ソフトキー1(左ソフトキー)=112
・ソフトキー2(右ソフトキー)=113
・クリアキー=8

 
アドエス はテンキーがついていますので、テンキーに割り当てることも可能です。

・0=48
・1=49
・2=50
・3=51
・4=52
・5=53
・6=54
・7=55
・8=56
・9=57

 
ただし注意点として、入力が必ず数字モードになっていないといけません。
(つまりひらがなモードやアルファベットモードではキーが効かない)
いちいち文字キーを押して切り替えるのは面倒ですが
この辺のことは近々解決策を提示します。
 
●機能
・ONLINE/OFFLINE切り替え=20003
・最新の情報に更新=20007
・終了=20013
・削除=20017
・操作→'落'削除=20034
・ブラウザで開く=20039
・スレッド履歴=20042
・絞り込み=20015
・絞り込み解除=20016
・コピー→メッセージ=20020
・移動→先頭=20021
・移動→末尾=20022
・移動→指定=20025
NGワード設定=20024
・検索=20026
・並び替え→標準=29000
・並び替え→新着順=29002

 
 
設定の一例を書いておきます。
・ソフトキー1(左ソフトキー)=検索
112=20026
 
・クリアキー=操作→'落'削除
8=20034
 
・1=最新の状態に更新
49=20007
 
・3=ブラウザで開く
51=20039
 
・4=絞り込み
52=20015
 
・5=NGワード設定
53=20024
 
・6=絞り込み解除
54=20016
 
・7=移動→先頭
55=20021
 
・8=ONLINE/OFFLINE切り替え
56=20003
 
・9=移動→末尾
51=20022
 
・0=終了
48=20013
 
 
自信のない方は、まんまコピペして「2.ini」の[keymap]の下に貼り付けましょう。
 
112=20026
8=20034
49=20007
51=20039
52=20015
53=20024
54=20016
55=20021
56=20003
51=20022
48=20013
 
 
これでかなり利便性はあがったはずです。
 
次回は「2++」最終回なのでFAQを。